【モスクワ共同】ロシア最高検察庁は8日、モスクワの裁判所が昨年12月に有罪判決を言い渡した国際刑事裁判所(ICC)の赤根智子所長ら9人について、身柄引き渡しをオランダ政府や複数国に要請したと発表した。ICCが拠点を置くオランダが要請に応じることはない見通し。 オランダのイェッテン首相は9月の国連総会での演説で「ICCや国際法秩序を守るあらゆる機関に手を出すな」と訴えた。 ロシア当局は、ICCがウクライナ侵攻に絡む戦争犯罪容疑でロシアのプーチン大統領らに逮捕状を出したのは違法だとして、赤根氏らを指名手配して捜査している。 モスクワの裁判所は昨年12月、赤根氏らICCの幹部ら9人に対し、無実の者に刑事責任を問うた罪などで、欠席裁判で懲役15年~3年6月の有罪判決を言い渡していた。裁判所は赤根氏への刑期について明らかにしていない。 ICCは2023年3月、侵攻したウクライナからの子ども連れ去りに関与した疑いがあるとして、プーチン氏らに逮捕状を出した。