18、19両日の大学入学共通テストを前に、東金署はJR大網駅(大網白里市)で、痴漢防止に向けてチラシを配るなど啓発活動を行った。東金市の県警察学校で逮捕術などを学んでいる女性の初任科生も参加。帰宅途中の女子高校生らに注意を呼びかけた。 同署生活安全課によると、大学受験シーズンは試験会場へ向かう女子高校生らを狙った痴漢の被害が増えるため、管轄地域内の鉄道駅で最も乗降客数が多い大網駅でこの啓発活動を実施した。 管轄地域内にある県警察学校と協力し、夕方の帰宅時間に合わせ、「痴漢を見かけたら110番通報」「被害に遭ったら専門の相談窓口などの利用を」などと記したチラシを配った。 初任科生の鈴木紫音さん(19)は、同署地域課所属で父の陽平さん(46)と一緒に啓発活動に参加。「初めて制服を着て校外に出て、緊張した。痴漢は出入り口付近が多いので特に注意してほしい」と引き締まった表情で話した。