登録者100万人超えのユーチューバー『KENZO新宿109』会社役員の男性に対する名誉毀損の疑いで逮捕 『詐欺師』と配信された男性自殺

(報告・加藤沙織記者) 「午後4時前です。京都府警上京署から池田容疑者を乗せた車が出ていきます」 きょう(15日)、名誉毀損の疑いで送検された東京都に住む会社役員の池田実貴容疑者。 池田容疑者は『KENZO新宿109』名義で登録者数100万人を超えるユーチューバーとして活動。 『悪質ビジネスの撲滅』をうたい、マルチ商法や詐欺といった疑惑をかけ問い詰める様子などをYouTube上に配信していました。 しかし去年(2025年)6月、京都市にある不動産会社の代表だった中野拓磨さんを撮影した画像に、『僕の職業は詐欺師です』とテロップを表示。 さらに、『寄生虫』『有名実業家の裏の顔』などとも表示し、自身のYouTube上に配信して、中野さんの名誉を毀損したとして、きのう逮捕されました。 事件をめぐっては、中野さんから現金を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂の疑いで会社役員の赤木誠容疑者ら2人も逮捕されています。 (亡くなった中野拓磨さん・当時36) 「たった1本の動画で十何年分がつぶされた。どんどん状況が悪化する。世間はSNS文化なので風評がすごい。社会全員が敵に回ってしまう」 遺族によりますと、中野さんは配信から約1か月後に自殺。動画はその後削除されたということです。 (亡くなった中野さんの母・さえ子さん) 「何が息子を追い詰めたのかを、そして息子の名誉を取り戻したい。責任を負うべき人に責任を負ってほしい。そう思って裁判(訴え)を起こしました」 きょう(15日)、中野さんの母親は池田容疑者ら3人に対し、約2億3000万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。 (亡くなった中野さんの母・さえ子さん) 「動画の中の姿だけで、息子の人柄まで痛めつけられ、誹謗中傷されたことは、母親としてどれだけ悔しかったか。このような動画によって命を絶つ人がいることをわかってほしい。『僕で最後にしてほしい』」 調べに対し池田容疑者は、「弁護士が来てから話すと」供述しているということで、警察は、動画の配信をめぐるいきさつなどを詳しく調べています。

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