兵庫県警は15日、神戸市中央区のホテルの客室から大量のフィッシングメールを送信した疑いなどで、中国籍の39歳の男を逮捕しました。 建造物侵入や偽計業務妨害の疑いで逮捕されたのは、中国籍のイエ・ジャアフン容疑者(39)です。 イエ容疑者は去年(2025年)5月、氏名不詳の人物らと共謀し、神戸市中央区のホテルの客室で、ホテルのWifiを使い、クレジット会社を装ってカード情報を入力させる「フィッシングメール」を大量に送信した疑いなどがもたれています。 警察によりますと、イエ容疑者は犯行当時、偽名や嘘の住所を使ってホテルにチェックインし、部屋の冷蔵庫の裏にパソコンを設置して犯行に及んでいて、フィッシングメールを不審に思った受信者がメールのIPアドレスなどの情報からホテル側に問い合わせたことで事件が発覚しました。押収されたパソコンには、フィッシングメールの送信履歴が少なくとも約48万件見つかったということです。 また、警察はイエ容疑者とその妻、シン・キ容疑者(39)について、今年(2026年)1月、神戸市内の商業施設で、不正に入手したクレジットカード情報でダウンジャケットなど3点(約47万円相当)を購入した疑いで逮捕しました。 2人は先月にも、神戸市内の別のホテルの客室内で、同様の手口でフィッシングメールを大量に送信した罪や、他人のクレジットカード情報で買い物をした罪などで起訴されています。 2人はおととしごろ(2024年)から不正に入手した他人のカード情報を利用して頻繁に買い物をしていて、購入額はのべ1000万円以上にのぼるということです。 警察は2人の認否を明らかにしておらず、2人のほかにも複数人が事件に関与する組織的な犯行とみて、詳しく捜査を進めています。