神戸市中央区のJR三ノ宮駅近くの交差点で1日、横断歩道を渡っていた歩行者らが乗用車にはねられ、1人が死亡、3人が重軽傷を負った。 この事故について兵庫県警は15日、乗用車を運転していた徳島市の会社役員の男(58)を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)容疑で逮捕し、発表した。 事故で男は手の指と背中を骨折して入院していたが、15日に退院した。調べに「(当時のことを)覚えていないので、なぜ交通事故を起こしたのかわかりません」と述べているという。 葺合署によると、男は1日午後3時40分ごろ、中央区御幸通8丁目のフラワーロード(県道、片側3車線)で乗用車を運転。赤信号で停止した後、何らかの原因で車を急発進させて前方の横断歩道を渡っていた3人に衝突させ、うち大学生の女性(21)を死亡させ、会社員の男性(38)に重傷を、会社員の男性(62)に軽傷を負わせた疑いがある。 捜査関係者によると、車に同乗していた男の知人は、事故直前の男の様子について「赤信号でとまっているときに急に体が震えだし、車が急発進した」と説明したといい、県警は男の当時の体調についても調べている。 事故現場では無職の女性(77)も軽傷を負ったが、県警は車をよけようとして転んだことが原因とみて、男の逮捕容疑に含めなかったという。(中嶋周平)