南フランスのカーニュ=シュル=メール市にあるルノワール美術館から盗まれた絵画2点が、フランスの捜査当局によって回収された。同館は、オーギュスト・ルノワール(1841-1919)が晩年を過ごした住居を美術館にした施設で、絵画や彫刻、家具などを公開している。事件前には、ルノワールの絵画12点が展示されていたと報じられている。事件が起きたのは9月8日早朝。窃盗犯はルノワールの絵画4点を持ち出し、このうち《コロンナ・ロマーノ夫人の肖像(Portrait de Madame Colonna Romano)》(1913頃)と《井戸端の若い女性(Jeune femme au puits)》(1886頃)を持ち去った。一方、《スティーヴン・ピション夫人の肖像(Portrait de Madame Stephen Pichon)》(1895頃)と《読書するココ(Coco lisant)》(1905頃)の2点は、逃走時に置き去りにされた。4点の評価額は、計900万ユーロ(約16億円)とされていた。