大学に与えた損害は3400万円あまりに上るとみられています。元大学教授の医師の男が、背任の疑いで逮捕された事件で、警察は大分大学医学部の家宅捜索を始めました。渡邊咲音記者:「県警の捜査員が、大分大学医学部の家宅捜索に向かっています」警察によりますと大分市の医師、村上和成容疑者(68)は、大分大学の教授だった2022年4月ごろから翌年3月ごろまでの間、自分が理事を務める医療法人の利益を図る目的で、大学の職員に、設備などを使って合わせて4500件あまりの病理組織標本を作らせたにもかかわらず、その対価に当たる検査料を支払わなかった疑いです。警察は、大分大学に、3428万円あまりの損害が生じたとみています。村上容疑者は2024年の3月に退職していて、現在は名誉教授です。警察は、共謀したとして、医療法人理事長の54歳の男性に対しても任意捜査を続けていますが、村上容疑者の認否については明らかにしていません。大分大学は2026年9月に告訴状を提出していて北野正剛学長は「誠に遺憾。捜査に全面的に協力をし厳正に対処します。再発防止に取り組み、信頼回復に全力で努めます」とコメントしています。