【パリ時事】フランス各地で10月31日、生活費の高騰に不満を募らせた労働者や学習環境の改善を訴える高校生、大学生が政府に抗議し、新たなデモを行った。 内務省推計で32万人(主催者発表約50万人)が参加。紛れ込んだ暴徒が警官隊と小競り合いを演じるなどし、500人超が逮捕された。 デモ前にはSNSで「革命」「暴動」の呼び掛けがあり、当局は7万人態勢で警備。首都パリでは暴徒が投げ付けた火炎瓶で警官が炎に包まれ、負傷した。ヌニェス内相は記者団に「破壊・略奪を行う者は際限がない」と非難した。 デモは同月17日から毎週末に行われているが、参加者は減少傾向にある。放火や略奪で治安が悪化した上、政府が高校生らに譲歩案を提示した結果、28~29日の世論調査では「デモをやめるべきだ」との意見が64%を占めた。