県民の安全安心のために日夜、地道に活動している警察官を称える山形新聞・山形放送の「県民の警察官」。2回目は、若手警察官の育成などにまい進する2人の警察官を紹介します。県警察本部生活環境課の小野智行警部補(51)。事件指導係長として各警察署からの問い合わせの対応や若手警察官の指導などを行っています。小野さんは2000年に警察官となってから20年以上生活安全部門を担当。不法投棄や架空の商材で勧誘し出資金をだまし取る利殖勧誘詐欺など幅広い事件の捜査に従事してきました。小野警部補「生活安全部門になったのは先輩の影響。仕事の手伝いをしているうちに自分に向いているのかなと興味が湧いて、そこからずっと従事させていただいている」豊富な経験と知識を持つ小野さんであっても、事件の指導には日々の勉強が欠かせないと言います。小野警部補「問い合わせを受けるにしても私も知らないことがたくさんある。そういったところで先輩や若い方から刺激を受けることもあり、私が教えてもらうこともたくさんある。ずっと未熟なんだというところを自覚して勉強していく気持ちを失わないようにというのが信条」幅広い事件に対して警察官が適切に捜査を行えるよう、小野さんが大切にしていることとは。小野警部補「新しい知識を得る、自分ができることの引き出しが増えるということを喜びにして、どんどん相乗効果でレベルアップしてほしいという気持ちで若手に伝えている」その目的は1つです。小野警部補「山形で被害に遭われている方、何かしらの不利益を被っている方、その犯人が山形県以外の遠くにいる。そこまで捕まえに行く。逃げ得は許さない」県民の生活を守るため、小野さんは5日もチーム一丸となって犯罪捜査にあたります。吉井巡査部長「敬礼!吉井ほか1名監視勤務につきます」天童警察署警務課の吉井雅人巡査部長(56)です。逮捕された容疑者や被告人を一時的に拘束する留置施設の管理を担当しています。吉井巡査部長「本日の業務確認を行います。護送が1件。弁護士接見。午後、家族面会」吉井巡査部長「捜査後に裁判をするか起訴するかどうかを決めるまで、ご飯を食べたり寝たり歯を磨いたりといった処遇をするのが我々の主な仕事。病気で薬を飲んでいる人もいるが、薬の取り扱いを間違えると命に関わる」1994年に警察官となった吉井巡査部長。32年の勤務のうち18年が交通部門です。白バイ隊員として取り締まりを行っていたほか、県縦断駅伝では選手の先導もしていました。実はプライベートでもバイクが趣味です。吉井巡査部長「目に付いたらすぐ寄り道してしまうので先に進めないところはあるが、車よりも自然を感じられる」現在の留置管理担当になって9年。日々、容疑者と向き合いながらも、被害者がいることも念頭に置き業務に当たっています。吉井巡査部長「犯罪があれば必ず被害者がいる。被害者の無念を晴らすのは、日本は法治国家なので適正に裁判を受けさせるのが我々の仕事」捜査から裁判へと続くバトンをつなげるため、吉井巡査部長は容疑者や被告人の一人一人と向き合い続けます。