部下の女性検事に性的暴行を加えた罪に問われている元大阪地検・検事正の裁判で、被害者が初めて法廷に立ち「職を失う覚悟で被害を訴えた」と証言しました。大阪地検・元検事正の北川健太郎被告は、先月31日、逮捕されてから2年4か月ぶりに身柄の拘束が解かれ、6日はスーツ姿で出廷しました。北川被告は在任中の2018年、自宅の官舎で酒に酔った当時の部下の女性検事に対し、立場に乗じて性的暴行を加えた準強制性交の罪に問われています。2024年の初公判で、北川被告は起訴内容を認め謝罪していましたが、その後、一転して無罪主張に転じると表明。先月、2年ぶりに再開した裁判で「行為には同意があった」と無罪を主張していました。6日の裁判では、被害者の女性が初めて法廷で証言し、北川被告の存在について、「検事の在り方を教えてくれた師匠であり育ての親」としたうえで、「被害を受け、死ぬ直前まで追い込まれました。職を失う覚悟で被害を訴えました」と話しました。今後、被害者や関係者への証人尋問が複数回行われ、判決は来年3月に言い渡される予定です。