2024年に首都圏で相次いだ「闇バイト」強盗のうち、千葉県内や横浜市の事件で実行役を担ったとして、強盗致死や逮捕監禁などの罪に問われた住居不定、通信回線営業員の藤井柊被告(28)と住居不定、無職の久保田陸斗被告(23)の裁判員裁判で、千葉地裁(日野浩一郎裁判長)は6日、両被告に求刑通り無期懲役を言い渡した。 判決によると、両被告は24年10月15日、横浜市青葉区の民家に侵入し、住人の男性(当時75)に暴行を加えて現金を奪うなどした。男性は、全身打撲による出血で死亡した。 このほか、両被告は船橋市、市川市の強盗致傷事件に、藤井被告は白井市の強盗致傷事件に関与した。 弁護側は、両被告は指示を受けて犯行に及んだと主張したが、判決は「指示役の誘いを断ることは困難とは言えず、(犯行に)不可欠の役割を担った」と非難。死亡した男性への暴行内容を巡っては両被告らの供述が食い違っていたが、「刑事責任に大きな差が生じるような役割分担は認められない」とした。 また、弁護側は久保田被告に境界知能の疑いがあると訴えたが、判決は「善悪を十分に判断できる能力を有していたことに疑いはない」とした。 一連の事件では、指示役とみられる福地紘人被告(27)ら4被告が強盗致死罪などで起訴されたほか、26年10月には、横浜市青葉区の強盗致死事件の指示役とみられる男1人が逮捕された。(伊藤未来)