「ウサギの島」として知られる広島県竹原市の大久野島で、ウサギを蹴ったとして、県警は22日、大津市の会社員の男(25)を動物愛護法違反の疑いで現行犯逮捕したと発表した。「間違いない」と容疑を認めているという。 竹原署によると、男は21日午後5時半ごろ、竹原市忠海町の大久野島の遊歩道で、ウサギを蹴った疑いがある。近くにいた目撃者が男を取り押さえ、警察官が駆けつけたところ、現場近くでウサギが1匹死んでいたという。同署が動機などを調べている。 大久野島は瀬戸内海に浮かぶ島で、野生のウサギが多数生息する「ウサギの島」として知られ、多くの観光客が訪れている。(矢代正晶)