兵庫県芦屋市で起きた強盗殺人未遂事件で、逮捕されたマレーシア国籍の男らが、被害にあった男性を人違いで襲撃したとみられることが、捜査関係者への取材で分かりました。 16日午前10時過ぎ、車の洗浄の依頼を受けて芦屋市涼風町を訪れていた神戸市の男性(35)を鈍器のようなもので殴り、腹などを刺し、スマートフォン1台を奪ったとして、マレーシア国籍の男2人が強盗殺人未遂の疑いで逮捕されました。 男2人のうち1人は襲撃を認めていて、当初、供述を拒んでいたもう1人も自認に転じたということです。刺された男性は全治3か月の重傷です。 捜査関係者によりますと、男2人が現場近くに住む別の人物を狙っていたところ、人違いで被害男性を襲撃したとみられることが分かりました。 2人は「襲撃を依頼されて日本に来た」という趣旨の供述をしているということで、警察は、2人に襲撃を指示した人物がいるとみて調べを進めています。