覚醒剤を密輸したとして、新潟県警国際・薬物銃器対策課や新潟署、東京税関新潟税関支署などは1月23日までに、覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)などの疑いで、ベトナム国籍の住所不定、職業不詳の女(38)ら男女2人を逮捕した。押収した覚醒剤は推定約6・4キロ(末端価格約4億2293万円)で、密輸での県警の押収量としては過去4番目。 他に逮捕されたのは、ベトナム国籍で新潟市南区、会社役員の男=逮捕時(42)=。 逮捕容疑は、2024年4月12日、何者かと共謀しベトナムから覚醒剤の密輸を企て、覚醒剤を溶かした液体約19・78キロを食料品用の缶に入れ、重機のアーム部分の空洞に隠し、海上貨物で日本国内に輸入した疑い。女は密輸グループの1人とみられる。 県警と東京税関によると、横浜港に届いた新潟市宛ての重機を24年4月22日に税関職員が検査し、覚醒剤を発見した。覚醒剤が隠された食料品の缶は計30個でアルミホイルに巻かれ、輸入した重機3台のうち2台に15個ずつ入っていた。