郡山市で19歳の女性が飲酒運転の車にはねられて死亡した事件で、逮捕された男が「急いでいて信号を無視した」と供述していることが分かりました。 この事件は郡山駅前で22日、大学受験当日だった大阪府の横見咲空さん(19)が車にはねられ死亡したもので、酒気帯び運転などの疑いで池田怜平容疑者(34)が逮捕・送検されています。 捜査関係者によりますと、池田容疑者は「急いでいて信号を無視した」と話していて、現場の制限速度の40kmを超える速さで交差点に進入し、直前にブレーキをかけたもののほとんど減速できなかったとみられています。 警察は危険運転致死罪の適用も視野に捜査する方針です。 事件から2日が経った24日も、現場付近では横見さんの死を悼む人が後を絶ちませんでした。 「他県からわざわざ福島に来てくれて、こんな目に遭うなんて、本当に可哀想」「飲酒運転の事故は許せない」などという、飲酒運転に憤る声が多く聞かれました。 その後の警察の調べで、池田容疑者が前日の夕方から知人と複数人で酒を飲んでいたことが分かったということです。