大阪市中央区道頓堀2丁目のホテルの一室で少女(17)の遺体が見つかった事件で、殺人容疑で逮捕された男が、事件当日に少女とSNSでやりとりを始めていたことが、捜査関係者への取材でわかった。大阪府警は2人がホテル近くで待ち合わせていたとみて、殺害の動機を調べている。 捜査関係者によると、少女のスマホを解析したところ、少女のSNSの投稿に対し、福井竣介容疑者(30)が事件当日の9月28日にメッセージを送り、やりとりが始まったことがわかったという。2人は初対面で、近くで合流した後にホテルに入る姿が近くの防犯カメラに映っていた。 福井容疑者の母親は岐阜県内に住んでおり、福井容疑者について「事件の3日前に家を出た」と説明しているという。事件後、福井容疑者が横浜市内に滞在しているとの情報が府警に寄せられ、今月9日に同市内で逮捕された。「横浜市までヒッチハイクで逃走した」と供述しており、府警は事件前後の詳しい足取りを調べている。 府警によると、福井容疑者は9月28日夕、大阪市中央区道頓堀2丁目のホテルで少女の首を圧迫し、殺害した疑いがある。(田添聖史、宮坂知樹)