オホーツクの斜里町で去年サケを密漁した疑いで石川県のアルバイト従業員の44歳の男が逮捕されました。 警察は「匿名・流動型犯罪グループ」=いわゆる「トクリュウ」の犯行とみて容疑者の行方を追っていました。 水産資源保護法違反の疑いで25日逮捕されたのは、石川県輪島市のアルバイト従業員遠藤武道(たけみち)容疑者44歳です。 遠藤容疑者とベトナム人を含む6人は去年、10月2日斜里町の海別川でサケ29匹を密漁した疑いが持たれています。 当時、警察官が密漁のパトロールをしていたところ川の両岸にいた10人ほどの集団を目撃。 一部は逃げたものの、その場でベトナム人とみられる男1人が逮捕されたほか現場近くや斜里町内でほかの3人も逮捕されました。 また、去年11月には、実行犯のリーダーとみられる男も逮捕されていました。 容疑者らがSNSなどで知り合ったと話していて警察は「匿名・流動型犯罪グループ」いわゆるトクリュウの犯行とみて捜査を続けていました。 遠藤容疑者の逮捕で6人目の逮捕となりました。 警察はほかにも事件に関与した人物がいるとして遠藤容疑者の認否を明らかにしていません。