マンションの工事現場から銅線などを盗んだとして、滋賀県警捜査1課と草津署は29日までに、建造物侵入と窃盗の疑いで、京都市山科区の建設業の男（25）と同区の解体作業員の男（46）を逮捕した。県警は交流サイト（SNS）でつながる「匿名・流動型犯罪グループ（トクリュウ）」による事件とみて捜査している。逮捕は27日付。 逮捕容疑は、30代男性らと共謀して昨年10月18日から同19日にかけて、大津市のマンション工事現場に侵入し、銅線約8200メートルや電動工具用のバッテリーなど計80点（時価約177万円相当）を盗んだ疑い。 同署によると、県内や京都府内のマンション工事現場から銅線などが盗まれる被害が昨年6月以降、約20件発生しており、関連を捜査している。同署は2人の認否を明らかにしていない。