携帯販売会社の元社長ら3人が、不正に融資を受けた疑いで逮捕・送検されました。 2人は任意捜査の段階で容疑を認めていました。 「アミックテレコム」の幹部だった3人は、黒字と偽った決算報告書を銀行に提出するなどし、融資金1億9000万円をだまし取った疑いが持たれています。 3人のうち、元専務の戸田直樹容疑者(50)と元財務本部長の荒井淳一容疑者(49)が、逮捕前の任意の聞き取りに対し、容疑を認める説明をしていたことが分かりました。 元社長の青木隆幸容疑者(68)は破産申立書の中で、粉飾決算について「私が直接関与していない」と述べていましたが、銀行との交渉は主に青木容疑者が担っていて、警察が容疑の裏付けを進めています。 アミックテレコムは2023年8月、約28億円の負債を抱え倒産しました。 それに伴い、以前買収した美容関係の企業も倒産し、この企業が出資していた愛知・小牧市の「愛知中央美容専門学校」は2024年5月に突然閉校していました。