「対処しなければ携帯電話が使えない」 自動音声の着信をきっかけに60代女性が“3億円”だまし取られる 石川県内の特殊詐欺被害では過去最も多い金額に

石川県内に住む60代の女性が3億円をだまし取られる特殊詐欺の被害に遭いました。県警が把握する1件あたりの被害額としては、県内で過去最も多い金額です。 警察の調べによりますと、2024年9月県内に住む60代の女性の自宅に、「あなたの携帯電話から迷惑メールが大量発信されている。対処しなければ携帯電話が使えなくなる」と自動音声の電話がありました。 その後、警察官や検察官などを名乗る男の声で電話があり、「特殊詐欺事件の主犯を逮捕したところ、あなたの通帳が発見された」「犯罪を行っていないことを証明するために、あなたの資産を警察が指定する口座に送金して紙幣を調べる必要がある」などと言われた女性は、2024年10月から12月にかけて32回にわたって、現金合わせて3億円を指定された口座に振り込んだということです。 2025年になってからは男らと連絡が取れなくなり、被害に気が付きました。 1件あたりの特殊詐欺事件としては、県警が統計を取り始めた2004年以降、最も多い被害金額です。

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