警察官かたる男たちに暗号資産204万円送金 「手帳と逮捕状」見せられ信用、会社役員男性が詐欺被害

5日夕、兵庫県姫路市の会社役員男性(62)が「警察官を名乗る男たちに、204万円分の暗号資産をだまし取られた」と、県警網干署に届け出た。同署は特殊詐欺事件として調べる。 同署によると同日午前、男性の携帯電話に警視庁の警察官を名乗る男から、「あなたの銀行口座で詐欺が行われている。このままでは逮捕される」とうその電話があった。 その後、やりとりがLINE(ライン)のビデオ通話に移行し、検事やサイバー犯罪対策課の刑事を名乗る男2人も顔を出して加わった。男性は「口座の残金を送金して、自分で口座を運用しているか確認させてほしい」などと言われ、購入した仮想通貨「イーサリアム」204万円分を、指定先に送金した。 その後男性が「返金されるのか」と尋ねたが、はぐらかされたため不審に思い、110番した。男性は調べに対し「警察官をかたる男に警察手帳と逮捕状のようなものを見せられ、信じてしまった」と話しているという。

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