2024年12月、出産したばかりの女児を殺害したとして、殺人の疑いで送致され観護措置中のインドネシア国籍の女(19)について、鹿児島家裁は6日、検察官送致(逆送)すると決定した。家裁は「嬰児(えいじ)を殺害したという事案の重大性などを考慮すると、刑事処分以外の措置は相当と認められない」としている。起訴され、成人と同様に刑事裁判を受ける見通し。 女は24年12月20日午前11時半ごろ、介護職員として勤務する鹿児島市のグループホーム2階のトイレで女児を出産後、何らかの暴行を加え殺害したとして、殺人の疑いで同25日に県警に逮捕された。 鹿児島地検は1月15日、女を鹿児島家裁に送致。地検は送致の際に意見を付けたか明らかにしていない。家裁は2月11日までの観護措置を決めていた。