18歳の知人に対し、他人になりすまして警察で勾留されている人物と面会するように指示したとして、26歳の男が再逮捕されました。 有印私文書の偽造と行使、さらに偽計業務妨害の容疑で再逮捕されたのは、熊本市南区田迎に住む建設業の男(26)です。 ■「他人の保険証」で面会しようと… 男は18歳の知人に対し、「他人になりすます」ように指示。 そしてこの知人が熊本中央署で勾留されている人物と面会しようとした際、指示通りに他人になりすまして被留置者面会簿に他人の氏名を書くなどして偽造したうえ、その人物の国民健康保険証を示して警察職員の業務を妨害した疑いが持たれています。 保険証の持ち主は、男の別の知人だということです。 警察によりますと、18歳の知人が面会簿に他人の氏名を書き、さらに保険証も示した際、男は一緒にいたということです。 18歳の知人は去年(2024年)12月、この時の事件で有印私文書の偽造と行使、さらに偽計業務妨害の容疑で逮捕されました。 ■別の「詐欺容疑」から再逮捕へ 一方、男は去年7月、うそをついてアパートの賃貸契約を結んだとする別の詐欺容疑で今年1月に逮捕されていました。 男は警察の調べに対し、「面会に行ったことは認めるが、その件については話したくない」と容疑を否認しています。 警察は男が他人の保険証を提示させた理由や、保険証を手に入れた経緯などを調べています。