岐阜県警は7日、覚醒剤密売人とみられるイラン国籍の男(44)を覚醒剤取締法違反容疑で逮捕・送検したと発表しました。 覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕・送検されたのは愛知県一宮市に住むイラン国籍の無職モハンマドタギ エブラヒム ザデ キヴァジュ容疑者(44)です。 警察によりますと、エブラヒム ザデ キヴァジュ容疑者は去年10月、名古屋市内の路上で30代の女に覚醒剤0.3グラムを1万5000円で売った疑いがもたれています。 認否は明らかにしていません。 自宅からは覚醒剤約17グラム(末端価格で約114万円分)が押収されていて、密売人とみられています。客の末端乱用者14人もこれまでに逮捕され、うち4人は日本人、10人はフィリピン人だということです。 乱用者の入手先捜査でエブラヒム ザデ キヴァジュ容疑者が浮上し、去年10月から5回目の逮捕となりました。 容疑者は客と電話やメッセージアプリで連絡を取り合い、1回1万円から1万5000円で直接売買していたということです。警察は組織的な犯行とみて覚醒剤の入手先などを捜査しています。