日本人4人拘束されタイの入管施設に収容 ミャンマー国境地帯へタイから不法に越境か 中国系詐欺集団に関与の可能性も 今後日本へ強制送還の見通し

特殊詐欺や人身売買などが国際的な問題となっているミャンマーの国境地帯へタイから不法に越境したとして、日本人4人が拘束され、タイの入管施設に収容されました。今後、日本へ強制送還される見通しです。 記者 「日本人4人を乗せた車両がバンコクの入管施設に到着しました」 きょう午後、タイの首都バンコクの入管施設に移送されたのは、ミャンマーとの国境地帯で拘束された日本人4人です。 関係者によりますと、4人は20代から40代で、いずれも関西地方の出身とみられ、薬物事件で日本から逮捕状が出ている人物も含まれるということです。 先月末に観光目的でタイに入国した4人は、西部ターク県からミャンマーへと不法に越境したとみられ、その後、タイ側に戻ったところで拘束されました。 軍事政権下のミャンマーでは、内戦による混乱に乗じ、中国系の犯罪集団が国境周辺で拠点を拡大。多数の外国人を特殊詐欺に加担させる人身売買の被害も横行しています。 タイ当局は、日本人4人が犯罪組織側のメンバーとして特殊詐欺などに関与していた疑いもあるとしています。

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