2024年5月、山梨県甲斐市の国道で追跡されたワゴン車がパトカーに衝突して逃走する際、警察官が拳銃で5発、発砲した事件で逃走していたカンボジア国籍の男2人がきょう13日までに逮捕されました。 この事件は2024年5月、甲斐市竜王の国道でパトカーに追跡された2人が乗ったワゴン車が停止した際、2人の警察官が職務質問しようとしたところ車両を前後に動かしパトカーに衝突させて逃走したものです。 逃走の際、南甲府署の30代男性巡査長がワゴン車に向かって拳銃で5発発砲していました。 そして13日、県警はワゴン車を運転していた群馬県に住むカンボジア国籍のチョン ソクニー容疑者(30)を公務執行妨害と器物損壊の疑いで逮捕しました。 チョン容疑者は「逃げようとしてやったことに間違いない」と容疑を認めているということです。 チョン容疑者は逃走後、他の県で銅線を盗んだ疑いなどで警察に逮捕されていました。 また県警は助手席に乗っていた群馬県に住む20代のカンボジア国籍の男性を去年11月に器物損壊などの疑いで逮捕し、その後釈放したことを明らかにしました。 なお警察官が発砲したうちの1発は20代の男性の右腕を貫通したとみられています。