入試期間中の米軍飛行自粛を 沖縄県教委、防衛局に要請

3月以降に高校入試や小中高校、特別支援学校の卒業式、入学式が控えることから、県教育委員会は13日、嘉手納町の沖縄防衛局を訪れ、式典や入試の際の米軍機の飛行自粛を要請した。 崎間恒哉教育指導統括監は「厳粛な環境の下で実施できるよう文書でも要請してきたが、直接訪問し重ねて要請する」と述べた。2023年に嘉手納基地所属の米兵が那覇市の高校に侵入し逮捕された事案にも触れ、さらなる取り組みの強化を求めた。 沖縄防衛局企画部連絡調整課の平田裕哉課長は「重要な行事であると認識している。改めて米側に伝える」と述べた。 崎間統括監は要請後、「(入試や式典は)子どもの大事な節目。環境を整えるため、米側に伝えてほしい」と述べた。県教委によると昨年、中城村内の小学校で卒業式中に米軍機の騒音があったという。

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