テニスコート改修工事をめぐる談合の疑いで、警察は18日、佐賀県多久市の職員らを逮捕しました。 警察によりますと、多久市総合政策課の課長梶原聖司(58)容疑者は、2022年に行われたテニスコート照明設備工事の指名入札で、本来秘密にするべき指名業者の名前を事前に外部に漏らした官製談合防止法違反の疑いがもたれています。 また、情報を受け取った側の電気工事会社社員、鳥越昌彦容疑者(55)も逮捕されています。 2人の認否は明らかにされていません。 警察は、18日午後から多久市役所を家宅捜索しています。 今後は、贈収賄容疑での立件も視野に資金の流れを洗い出すとともに、鳥越容疑者が事前情報をもとに競合会社と談合し工事を落札した疑いも視野に調べる方針です。