外壁塗装工事を契約する際、必要とされる契約解除に関する事項を故意に告げず、不備がある書面を交付したとして、自称・剪定作業員の男が逮捕されました。 特定商取引法違反の疑いで逮捕されたのは名古屋市天白区に住む自称・剪定作業員の男(59)です。 警察によりますと、男は2023年4月下旬から5月上旬までの間、静岡県磐田市に住む80代男性の外壁塗装工事の契約の際、故意にクーリングオフに関する説明をせず、契約解除などが記載されていない書面を交付した疑いが持たれています。 これまでの取り調べに対し男は容疑を否認しています。 2023年8月、浜松市に住む別の契約者が門扉の工事をお願いして代金を支払ったにもかかわらず連絡が取れなくなったと警察に相談。警察が捜査を進めたところ、男の存在と今回の容疑が浮上し、逮捕に至ったものです。 警察には同様の被害を受けたという相談が10件ほどあり、警察は男の余罪についても調べを進める方針です。