18日夜、大阪市西成区の集合住宅で78歳の男が56歳の妻を果物ナイフで刺し、殺害しようとした現行犯で逮捕されました。 妻は搬送時、会話ができる状態だったということです。 18日午後9時半過ぎ、大阪市西成区の路上で、通行人の女性から「70代の男性が車道で寝ています。はねられそうなので、早く来てください」と警察に通報がありました。 警察によると、通報を受けて警察官が現場に向かいましたが、男性の姿はなく、目撃情報などから、この男性とみられる人物が入って行ったという集合住宅の一室を訪ねました。 そして、この部屋に住む夫婦の妻(56)が応対に出たため、話していたところ、立てないほど泥酔しているとみられる状態の夫が帰宅し、一旦部屋に入ったものの、すぐに出てきて、妻の腹のあたりを刃の長さがおよそ10センチの果物ナイフで複数回刺しました。 警察官はすぐに刃物を奪って夫を取り押さえ、殺人未遂の現行犯で逮捕しました。 刺された妻は、病院に搬送されていて、その時には会話ができる状態だったということです。 逮捕されたのは先谷隆男容疑者で、調べに対して黙秘しているということです。 警察は通報があった路上で寝ていた男性が先谷容疑者かどうか調べるとともに、詳しい事件の経緯を調べています。