新型コロナウイルス禍に伴う国の助成金を不正に受給したとして、京都府警捜査4課と中京署は19日、詐欺の疑いで、京都市下京区、会社役員の男(38)と山科区、飲食店員の男(32)ら男4人を逮捕した。いずれも容疑を認めているという。 府警によると、会社役員の男は、京都市内で焼き肉店やキャバクラ店など5店舗を展開するグループの代表という。府警は、5店舗全体で約1億5千万円の助成金を不正に受給していたとみて捜査している。 両容疑者の逮捕容疑は、会社役員の男が代表を務める飲食店の事業について、2020年5月〜21年2月、従業員7人に休業手当を支払ったように装って、京都労働局に雇用調整助成金などを支給するよう申請し、約278万円をだまし取った疑い。