ウェブサイト運営会社「オウケイウェイヴ」の株をめぐり、未公表の情報を元にインサイダー取引を行ったとして、東京地検特捜部は20日、会社役員の男を逮捕しました。 金融商品取引法違反の疑いで特捜部に逮捕されたのは、「エムズ・コンサルティング」の代表・佐久間将司容疑者です。 特捜部などによりますと、佐久間容疑者は財務アドバイザリー契約をしていたオウケイウェイヴが、2022年4月、資産運用のために投資会社に預けた資金が流用され、およそ49億円が回収できない見込みであるとの重要事実を公表する前に、保有していたオウケイウェイヴの株をおよそ3400万円で売却し、インサイダー取引を行った疑いがあるということです。 特捜部は、佐久間容疑者の認否を明らかにしていません。 特捜部は関係先から押収した資料を分析するなどし、詳しく調べるものとみられます。