公共施設の改修工事をめぐり、入札に参加する業者の情報を漏らしたなどとして、多久市の課長と佐電工の社員が逮捕された事件で、佐電工は「法令に基づく厳正な対処と再発防止の取り組みを徹底する」と謝罪しました。 この事件は多久市のテニス場にある照明設備の改修工事の競争入札で、参加企業名を入札前に伝えたなどとして、多久市の総合政策課長、梶原聖司容疑者(58)と、佐電工営業本部副本部長鳥越昌彦容疑者(55)が、官製談合防止法違反などの疑いで逮捕されたものです。 これを受けて会社は19日夕方、「法的に問題がある事実が確認された場合は、法令に基づく厳正な対処と再発防止に向けた取り組みを強化しコンプライアンスの徹底を図る」と謝罪しました。 多久市によりますと、梶原容疑者が務める総合政策課長は入札情報を入手できない立場ですが、今回の入札が行われた時期と同じころの3年前に個別申請し、入札情報の電子データにアクセスする権限を持っていたということです。