盗品の銅線ケーブル3900メートル買い取り疑い 中国籍の37歳社長逮捕、容疑を否認

盗品と知りながら銅線ケーブルを買い取ったとして、警視庁などの共同捜査本部は、盗品等有償譲り受けと組織犯罪処罰法違反の疑いで、中国籍の金属買い取り業者「祥瑞」社長、佐藤強こと張延強容疑者(37)=埼玉県越谷市レイクタウン=を逮捕した。「買い取りは一切しておりません」などと容疑を否認している。 逮捕容疑は昨年5月2日、栃木県小山市にある祥瑞の敷地内で、群馬県藤岡市内の太陽光発電所で盗まれた銅線ケーブル約3900メートルを盗品と知りながら約143万円で買い取り、収益を得たとしている。 捜査3課によると、張容疑者が直接、会社敷地内で買い取ったとみられるという。銅線ケーブルはカンボジア国籍の男らの窃盗グループが盗んだもので、祥瑞はこのグループから計20回、総額約1500万円分の銅線ケーブルを買い取っていた。 昨年11月に警視庁と栃木県警が盗品の金属を買い取っていた疑いがあるとして、祥瑞などを家宅捜索していた。

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