男は駅員に対し、胸を押したり手首を殴ったりするカスタマーハラスメント、いわゆる『カスハラ』を行ったということです。去年11月、JR熊本駅で駅員2人に暴行した疑いで鹿児島市に住む男が20日逮捕されました。容疑を否認しているということです。 逮捕されたのは、鹿児島市の自称会社員、湯ノ口 俊市郎 容疑者(77)です。 警察によりますと湯ノ口容疑者は去年11月、JR熊本駅の新幹線改札口で30代の女性駅員の胸を押し、20代の男性駅員の手首を拳で殴る暴行を加えた疑いがもたれています。 湯ノ口容疑者は、駅員のチェックが必要な株主優待券を使って新幹線を利用していました。 【堂前 泉紀記者リポート】 「湯ノ口容疑者は改札を出ようとした際に、特急券のみを渡して乗車券を手渡しませんでした。このことから駅員とトラブルになり、犯行に及んだということです」 警察は防犯カメラの捜査などを行い、20日湯ノ口容疑者を逮捕しました。 調べに対し湯ノ口容疑者は、「ネームプレートを確認しようとしただけで胸を押していないし、手首を殴ってもいない」と容疑を否認しているということです。 JR九州は今回の事件についてカスタマーハラスメント、『カスハラ』に当たると みていて、TKU取材に「お客様のご意見には真摯に耳を傾け対応していく一方で、 カスタマーハラスメントには毅然とした対応を行う」とコメントしています。