JR長野駅前で男女3人が刃物で襲われた事件から22日で1か月となります。 この事件では男性1人が死亡、男女2人が重軽傷を負いましたが、最初に襲われ死亡した男性は、バスを待つ列の最後尾に並んでいたとみられることが、新たにわかりました。 事件が起きたのは1月22日、午後8時過ぎのことでした。 JR長野駅前のバス乗り場の近くで、男女3人が突然、男に包丁のような刃物で襲われました。 市内に住む49歳の男性会社員が死亡、男女2人が重軽傷を負いました。 事件の4日後、女性への殺人未遂の疑いで逮捕された、長野市の無職・矢口雄資(やぐち・ゆうすけ)容疑者46歳。 警察の取り調べに対し事件のことを聞くと…。 「黙秘します」 「わからない」 現場では当時、帰宅する人などが、バスを待つ列を作っていました。 捜査関係者によりますと、その後の調べで最初に襲われて死亡した男性は、列の最後尾に並んでいたとみられることが新たに分かりました。 その後、同じ列の前方に並んでいた女性と男性が続けて襲われたということです。 2月15日には大けがをした男性への殺人未遂の疑いで再逮捕された矢口容疑者。 事件については黙秘を続けていて、警察が全容解明に向けた捜査を続けています。