福岡県警で不祥事発覚です。オンラインカジノで賭博をしたとして警察官が21日書類送検され停職1ヵ月の懲戒処分を受けました。 「ゲーム感覚でやってしまった」と話しているということです。賭博の疑いで書類送検されたのは北九州地区暴力団犯罪捜査課の男性警部補(44)です。 警察によりますとこの警部補は去年4月、スマートフォンからオンラインカジノサイトにアクセスしスロットゲームで賭博をした疑いがもたれています。 これまでの調べで2022年からのおよそ2年間でスロットゲームを5万回転、総額およそ900万円をかけたと見られています。 警察の聞き取りに対し警部補は「手軽に遊べるゲーム感覚でやってしまった」と容疑を認めていて「ワンプレイ20円程度だったので大丈夫だろうという認識だった」と話しているということです。このほか勤務中に1016回にわたって競艇のインターネット投票をおこなったり、銀行などからおよそ2100万円、不相応な借金をしたとして警察はこの警部補を停職1ヵ月の懲戒処分としました。 警部補は21日付で依願退職しています。書類送検された警部補は2022年にオンラインカジノを始めた時は違法だという認識はなかったということですが2023年にオンラインカジノの逮捕事案を見て違法であることは理解していた。「ワンプレー20円程度なので大丈夫だろう」と思っていたということです。 オンラインカジノでの違法賭博をめぐっては、吉本興業に所属する複数のお笑い芸人に対し警視庁が任意の事情聴取を行っていて、このうち「令和ロマン」の高比良くるまさんがオンラインカジノでの賭博を認め、19日、芸能活動を自粛することを発表しています。 改めてですがオンラインカジノは海外で合法的に運営されているものでも日本国内から接続して賭博を行うことは金額の大小や内容にかかわらず犯罪になります。