キャッシュカードをだまし取ろうと銀行員装い高齢女性宅訪問→女性が気付いて逃走 容疑で男逮捕

銀行員を装って高齢女性が住む家を訪れ、キャッシュカードをだまし取ろうとしたとして、住所不定の25歳の男が逮捕されました。女性が男とのやりとりの中でだまされていることに気付き、被害は無かったということです。 詐欺未遂の疑いで逮捕されたのは、住所不定で無職の片岡飛稀容疑者(25)です。 片岡容疑者は今年3月、何者かと共謀して神戸市須磨区の女性(86)に「還付金を振り込む口座のキャッシュカードが古く使えないため、新しいカードを作る必要がある。職員を向かわせます」などと電話をかけ、銀行職員を装って自宅を訪ねてキャッシュカードをだまし取ろうとした疑いが持たれています。 警察によりますと、女性が片岡容疑者とみられる銀行員を装った男から「古いキャッシュカードを封筒に入れて下さい」と言われたところで詐欺被害に気付き、だまし取られる被害はありませんでした。 男は女性が通報しようとしたすきを見て逃走しましたが、現場に残された指紋などから容疑者が特定されたということです。 警察の調べに対して片岡容疑者は容疑を認め、「特殊詐欺グループの受け子としてお年寄りの家に行ったことがあり、キャッシュカードをだまし取ろうとして失敗したことがありました」と供述しているということです。 警察は他にも余罪があるとみて捜査を進めます。

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