東大阪市の山中で先月、切断された男性の遺体が見つかった事件で、警察は遺体を遺棄した疑いで逮捕した男を、強盗殺人の疑いで再逮捕する方針を固めたことが、捜査関係者への取材で分かりました。 先月25日、東大阪市山手町の山中で、国土交通省の職員・神岡孝充さん(52)の遺体が、頭部や手足などが切断された状態で見つかりました。 警察は、大阪市中央区の神岡さんと同じマンションに住む大木滉斗容疑者(28)を、今月3日、死体遺棄の疑いで逮捕。 その後の捜査関係者への取材で、大木容疑者を強盗殺人の疑いで再逮捕する方針を固めたことが分かりました。 捜査関係者によりますと、大木容疑者は去年12月27日、マンションの神岡さんの部屋で、神岡さんの首を絞めて殺害し、現金やキャッシュカードなどを奪った疑いがあるということです。 2人の間に面識やトラブルはなく、大木容疑者は借金を抱えて生活に困窮していたといい、警察は大木容疑者が現金などを奪って、借金返済や生活費に充てようとしたとみて、捜査を進めています。