カンボジアを拠点にSNSでウソの投資話をもちかけ800万円以上をだまし取ったとして、詐欺の罪で起訴された4人の男の裁判が26日に開かれました。うち2人の被告は「だまし取る気は一切なかった」などとして無罪を主張しました。 起訴状などによりますと、千葉県のアルバイト従業員、太民太被告56歳ら男4人はおととし5月、静岡県の60代男性など2人にカンボジアのホテルからウソの投資話をもちかけ、あわせて844万円をだまし取ったなどとして佐賀県警に逮捕され、詐欺の罪に問われています。 26日に佐賀地裁で開かれた初公判で、太民被告と神奈川県の自称自営業の武内徹被告は、「だまし取る意識は一切なかった」などと無罪を主張しました。 一方、他の2人は詐欺グループの犯行に関わったことを認め起訴内容は争いませんでしたが、中国人の指示を受けて被害者にSNSで送る日本語の文章を校正しただけで、詐欺への関与は間接的などとして、量刑を争う姿勢です。 検察側は冒頭陳述で「被告人は詐欺を認識していた」などと主張しています。 次の公判はいずれも、4月に開かれる予定です。