富山第一銀行の元行員が、顧客に配布していたデジタルギフトを不正に利用し、合計約4000円相当を着服していたことがわかりました。 電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕されたのは、富山第一銀行の元行員野村亮輔容疑者(31)です。 警察によりますと、野村容疑者は去年12月、顧客に配布するデジタルギフトを入金するためのコードを不正に入手し、自分のギフトアプリに入金。 合計およそ4000円相当の不当な利益を得た疑いが持たれています。 先月23日、富山第一銀行から「会社で顧客に配布していたデジタルギフトが不正に利用されている」との届け出があり事件が発覚。警察が捜査を行い逮捕に至りました。 警察の調べに対し野村容疑者は、「不正に入手したギフトコードを自分のアプリに入金した」と容疑を認めているということです。 富山第一銀行は、おととし3月から複数回にわたり1036人分、総額117万円あまりの電子マネーギフトを着服していたとして、先月5日付で懲戒解雇処分しています。警察は、余罪などについてくわしく調べています。