県内の高校生を〈闇バイト〉に勧誘した疑いなどで逮捕・起訴された男が5回目の逮捕。今回の被害額は1000万円にも及びます。去年9月、大阪府に住む高齢女性が現金をだまし取られた詐欺事件で、男が27日再逮捕されました。 再逮捕されたのは、熊本市中央区の自営業、大塚 藍希 容疑者(24)です。 警察によりますと、大塚容疑者は仲間と共謀し去年9月、大阪府に住む高齢の女性に 娘を装って電話をかけ、「友人の会社の金を使い、投資で2000万円の損失を出してしまった。1000万円ずつ弁償しないと逮捕されてしまう」などと嘘を言って、 現金1000万円をだまし取った疑いが持たれています。 警察は「捜査に支障がある」として大塚容疑者の認否を明らかにしていません。 県内の男子高校生を〈闇バイト〉に勧誘した職業安定法違反事件や、今回と同様の手口による詐欺事件などで、これまでに4回逮捕されている大塚容疑者。 今回の事件でも匿名性の高いSNSを使って指示を出し、熊本から大阪に〈受け子〉を派遣していたとみられています。警察は、さらに上の〈指示役〉の存在も視野に 調べを進めています。