大規模なマネーロンダリングをしていたとして犯罪グループが摘発された事件で、公開手配されていた幹部ら2人が3日、フィリピンから移送され、逮捕されました。 この日、フィリピンから移送され逮捕されたのは、組織犯罪グループ「リバトン」の伊藤真也容疑者(37)ら2人です。 2人は一昨年、すでに逮捕・起訴されているグループトップの石川宗太郎被告らと共謀し、詐欺などで得た犯罪収益210万円を実体のない会社の口座に移して、マネーロンダリングをしたなどの疑いがもたれています。 2人は昨年4月までに海外に出国していましたが、その後、公開手配され、フィリピンの入管当局が身柄を拘束していました。調べに対し、伊藤容疑者は「黙秘します」と話し、もう1人は否認しているということです。 警察は、伊藤容疑者が実体のない会社の設立などを担っていたとみて調べています。