米国ユタ州の男性が自動車販売店の店員に激怒し、店のガラス張りのドアに向かって故意に車を追突させた事件について、米「ニューヨーク・ポスト」紙が報じている。 この男性は、自動車販売店で中古車を購入したあと、すぐに店に戻ってきて購入した車が不良品であると訴えたという。男性は店員に返金を求めたものの拒否され、「返金しなければ車で突っ込むぞ」と店員たちを脅した。すぐに店員たちは男性を落ち着かせようとしたが、男性は聞き入れず車に乗り込み、ガラス張りの入り口のドアを車で突き破ったのだ。 店員が返金拒否をしたのには理由があった。実は、この車は販売用車両ではなく整備が必要な状態だったのだという。男性は店員からこの説明を受けたうえで購入を希望したにもかかわらず、怒りを爆発させたのだ。 事件後、警察がかけつけ、男性は器物損壊や危険行為などの罪で逮捕された。翌日釈放された男性は「返金を拒否された怒りで冷静さを失ってしまった」と後悔を口にしたという。