元弁護士の男の業務上横領事件で、男が着服を繰り返していたとみられる時期に、自宅と敷地を複数回差し押さえられていたことがわかりました。 熊本市東区御領の元弁護士・内川寛(うちかわ ひろし)容疑者(63)は、2018年5月から2020年までの間に、当時団長を務めていた『全国B型肝炎訴訟熊本弁護団』の口座から87回にわたりあわせて4200万円以上を着服したとして、これまでに2度逮捕されています。 内川容疑者の当時の自宅の登記簿などによりますと、2012年9月から2024年6月までの間に、内川容疑者の自宅や敷地がそれぞれ7回ずつ、財務省や熊本市から差し押さえられていたことがわかりました。 警察は、内川容疑者が着服した金を住宅ローンの返済などに充てていたと見ていて余罪を調べています。