22年前に行方不明になった男性が、その7年後、川崎市の竹やぶで白骨化した遺体で見つかった事件で、男性を殺害したとして46歳の元同僚の男が逮捕されました。 殺人の疑いで逮捕されたのは、川崎市の会社員・酒井義幸容疑者(46)です。酒井容疑者は2003年10月、川崎市やその周辺で会社員の清野敏明さん(当時26)を刃物のようなもので刺して殺害した疑いがもたれています。 警察によりますと、清野さんは2003年10月31日に勤務先から帰宅しなかったことから、父親が捜索願を出していました。 その7年後の2010年、川崎市の竹やぶの中で見つかった白骨化した遺体がDNA型鑑定などから清野さんと判明し、警察は殺人や死体遺棄事件として捜査していました。 酒井容疑者と清野さんは職場の元同僚で、周辺の証言から当時、2人の間にはトラブルがあったとみられています。 取り調べに対して酒井容疑者は「やっていない」と容疑を否認していて、警察は捜査本部を設置し、殺害の経緯などを詳しく調べる方針です。