佐々町発注の公共工事をめぐり官製談合防止法違反などの疑いで古庄剛町長が警察に逮捕されたことを受け、長崎県警は午後から佐々町役場に家宅捜索に入るなどして捜査を進めています。 中村義治副町長は8日午前に役場内で取材に応じ。「町民の皆さまに多大なご迷惑をおかけした」と陳謝し、(町長逮捕を)聞いてびっくりしている」と述べ、今後、対応を協議したいと話しました。 佐々町長の古庄容疑者は、松瀬団地の給水管改修工事の最低制限価格に近い額を知人の男に漏らし、特定の業者に最低制限価格に近接する1659万円で落札させた疑いが持たれています。 町の説明などによりますと、工事の入札は2024年7月26日午前9時30分に行われました。 当日は午前8時半以降に担当課長が町長室で町が設定した予定金額に「ランダム係数」と呼ばれる数字をかける作業を行っていて、最低制限価格を知り得たのは町長と担当課長のみだったということです。 長崎県警は、古庄容疑者の認否について明らかにしていません。 また、午後から佐々町役場に家宅捜索に入るなどして、捜査を進めています。