50も年下の女性にまんまと250万円もだまし取られ、散々な古希を迎えたことだろう――。 兵庫県警生田署は3月1日、神戸市須磨区に住む大学3年生、宮本真実容疑者(21)を電子計算機使用詐欺の容疑で逮捕した。 「事件が起きたのは’23年9月。当時19歳だった宮本容疑者は、阪急三宮駅に援助交際相手の70歳男性を呼び出し、『ねえ、10万円欲しいの』『今すぐスマホで振り込んで』などとせがみました。宮本容疑者の“おねだり”を聞き入れた男性は、その場でインターネットバンクにアクセスして10万円を送金。 すると、宮本容疑者は、『振り込まれていない。別の口座からもう1度やってみて』とけしかけた。男性が違う口座にログインすると、宮本容疑者は『ちゃんと入金されているかどうか確認する』と言って男性の手からスマホを奪い取り、大胆にも250万円を自分の口座に送金したのです」(全国紙社会部記者) 宮本容疑者と被害男性が出会ったのは4年前。当時、宮本容疑者は高校生だったが、年齢をごまかして風俗店で働いており、そこで2人は知り合った。 「被害者男性は宮本容疑者が気に入ったようで、足繁く店に通って彼女を指名し、“店外デート”に誘い出すことに成功した。会うたびに多額の現金を渡していたようで、貢いだ金額の総額は100万円に上るとみられています。 生活費の援助という名目でしたが、宮本容疑者は生活に困窮しておらず、遊ぶカネ欲しさだったとみられています。宮本容疑者は高校を卒業後、県外の通信制の大学に進学。事件が発覚するまで、2人の関係は続いていました」(同前) “太客”からまんまと250万円をせしめた宮本容疑者だったが、当然ながら不正送金はすぐにバレて、男性が生田署に被害を届け出たことで事件化した。 「宮本容疑者は警察の調べに対して少しも悪びれる様子はなく、『そんな振り込み知らない。やっていない』と容疑を否認しています」(捜査関係者) 社会のルールを破り続け、自堕落に生きてきた宮本容疑者。“太客”も何もかも失ったことで、ようやく自分の人生と真摯に向き合える日が来るかもしれない。