16年前静岡県長泉町で起きた強盗致傷事件で、時効直前に逮捕された男の初公判が地裁沼津支部で開かれ、男は起訴内容を認めました。 強盗致傷罪に問われているのは、県東部に住む無職の被告(40)です。 起訴状などによりますと、被告は2009年10月22日夜知人の男と共謀し、長泉町のドラックストアで店長の男性に包丁をつきつけ脅し、金品を奪おうとして男性の手にけがをさせたとされています。 被告は去年9月時効が成立する15年まで残り1カ月余りで逮捕されていました。 地裁沼津支部で開かれた初公判で、被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。 冒頭陳述で検察側は「消費者金融に借金があり、テレビで強盗のニュースを見て犯行を計画した」などと指摘しました。 事実関係に争いはなく量刑が争点で、判決は13日に言い渡される予定です。