部活動の備品名目で虚偽の領収書を業者に作成させ、約11万円を過大に受け取ったとして、兵庫県教育委員会は11日、県立飾磨工業高の女性教諭(40)を停職6カ月にするなど、計4人の懲戒処分を行ったと発表した。 県教委によると、女性教諭は2024年2月、部活の備品購入に充てる生徒会部費について、予算32万円のうち、30万4700円を使用したように装う虚偽の領収書を発行するよう、業者に依頼。実際に購入した備品の差額分である11万100円を自分の席で保管した。同年4月に別の顧問が「購入しているはずの物品が見当たらない」と管理職に訴え、発覚した。女性教諭は部員への暴言により23年8月から指導を外れており「復帰したら部の費用として使おうと思った」と話しているという。 このほか、今年2月に発泡酒3本を飲酒後に車を運転し、現行犯逮捕されたとして、多可高の非常勤講師の男性(73)を停職3カ月▽24年10月、車を運転中に登校中の男子児童2人をはね、大けがを負わせるなどした神戸地区の県立高の男性教諭(26)を減給10分の1(1カ月)▽今年1月、男子児童の胸ぐらをつかむなどの体罰をしたとして、稲美町立小の常勤講師の男性(60代)を減給10分の1(1カ月)-とした。 (久保田麻依子)